プログラマーを理解しよう
今から解説する内容はだいたいのイメージとして、捉えて下さい。
プログラマーとは?という事をザックリと理解する為の文章になっています。
プログラマーは、どの職種、業種に分類されるかというと、
IT技術の中のソフトウェアを開発する業務になるので、ソフトウェア業界になります。
プログラマーの仕事の一例として、どんな事をするのかというと、
■ゲームを作る。
■ソフトウェアを作る。
■スマホのアプリを作る。
■楽天やAmazonの様なECサイトを作る。
■家電の機械に組み込まれているコンピューターのプログラムを組む。
■パソコンの中にインストールするソフトを作る。
などなど、これ以外にもたくさんの業務があります。

プログラマーの仕事を分かりやすく簡単に理解しましょう。
例えば、ある企業がショッピングサイトを作りたいと思いました。
あなたが、プログラマーとして、
働いている会社にそのサイトの作成の依頼をしてきたとします。
まず、あなたの会社のシステムエンジニア(SE)がその依頼の内容を受け、
そのショッピングサイトの基本的な枠組みや大枠のデザインをザックリ決めます。
イメージ的にこんな感じですよと、
依頼者クライアントの要望を聞き、おおよその形を作ります。
ここまでの工程を基本設計と言います。
基本設計には、納期(いつまでに、完成するかなど)も含まれています。
SEは、クライアントと話をして、
そのソフトがどの様な物になるかを話し合いながら、話を進めていきます。
そのSEの提案を受けて、クライアントが、
じゃあ、それで進めてくれとなったら、
ここでプログラマーが登場します。
基本的にSEはプログラムを組みません。
プログラマーは、SEが作った基本設計を元に、
コンピューターの言語(プログラム)を使って、プログラムを書く為の設計書を作ります。
この設計書を詳細設計書と言います。
この詳細設計書を元にプログラマーがコーディングを行うという流れです。
※コーディングはプログラムの言語を使って、プログラムを作成する事。
なので、プログラマーは、詳細設計を作って、
コーディングするというのが、仕事ですね。
そして、出来上がったサイトをクライアントに納品します。
依頼する会社
↓
SE(システムエンジニア)
↓
プログラマー
という順番で仕事が下りてきている事が分かります。
SEが仕事の全体の工程を作り、プログラマーが、
それを実行して、形にしている事が分かりますね。
ただし、今紹介したのは、単なる一例です。
プログラマーが、SEの分野も行う事があります。
また他社から、業務を請け負っている会社ばかりではありません。
この様に、プログラミングの仕事をするにしても、
その元となる依頼はどこから出ているのか?どんな物をプログラミングするのか?
というのは、会社によって違うという事を理解しておきましょう。
プログラマーで年収が高い会社とは?
厚生労働省が平成28年に発表した賃金構造基本統計調査という物があります。
それによると、プログラマーの年収は務める会社によって、
かなり変わる事が分かっています。
・社員数100人未満:平均年収378.2万円
・社員数1,000人未満:平均年収411.1万円
・社員数1,000人以上:平均年収534.1万円
同じプログラマーの仕事でも、
社員数が多い会社の方が収入が多い事が明白です。
社員数が多いという事は、大手の企業な程給料が高く、
中小企業な程、給料が安いという事です。
プログラマーになるなら、大手を狙うのが賢明ですね。
プログラマーはブラックとはどういう意味なのか?
プログラマーやSEをブラックと、
ネット上で言う人がいる事をあなたは知っているだろうか?
或いは、プログラマーの寿命は35歳まで、
それ以降は仕事が無くなる。
こんな話を聞いた事はないでしょうか?
実はこれ、違法な偽装派遣や多重派遣などを行なっている会社で、
働いた事のある人や、多重下請け構造の仕事を請け負う、
中小企業のSIer系(エスアイヤー)の最下層の人たちの事です。
全てのプログラマーに対してでは断じてありません。
50代のプログラマーが全年代の中で、
一番年収が高いという事実が、それを物語っています。
プログラマー年齢別年収推移
基本給 ボーナス 年収
20~24歳 24万100円 25万9800円 314万1000円
25~29歳 27万3300円 64万2600円 392万2200円
30~34歳 30万3600円 72万8800円 437万2000円
35~39歳 35万8900円 75万4600円 506万1400円
40~44歳 38万1300円 67万9900円 525万5500円
45~49歳 39万2700円 82万7900円 554万300円
50~54歳 38万9600円 101万3700円 568万8900円
55~59歳 40万1600円 92万5000円 574万4200円
60~64歳 27万6700円 43万6400円 375万6800円
65~69歳 22万1300円 0円 265万5600円
引用元:goo.gl/bzWuoc
ブラックの問題は気になってる人もいると思うので、もう少し詳しく説明すると、
ある会社A社がプログラマーを募集します。
お仕事する現場は、取引先の会社B社です。
B社でシステム開発のお手伝いをして貰いますという募集があります。
これを聞いて、別に問題点は感じないと思いますが、いざ入社してみると、
B社に直行、直帰、全てB社の指示に従って働かないといけません。
B社の指示に従うという事は、派遣という形になるのだが、
実は派遣業を行えるのは、派遣業の免許を持っている会社だけなのです。
派遣先を転々とさせられ、こき使われ、
特にスキルが向上する事もなく、使い捨てられる。
酷い話では、その派遣された先の会社では、プログラマーの業務はなく、
全く関係ない職種の仕事をさせられたという例もある。
更に、派遣先の会社と自分の会社との間に、もう1社間に入っていて、
その間に入っていた会社が、中間マージンを取っていて、
低賃金で働かされるという事もあります。
そして、もう一つが中小のSIer系(エスアイヤー)のプログラマーの、
多重下請け問題です。
あるプロジェクトを請け負ったA社はB社にB社はC社に、
C社はD社にと仕事を下ろしていく、ピラミッド構造になってしまっている。
当然下層で働く人達は低賃金で働く事になりますし、使い捨ての様に使われます。
なので、この様な現場で働くプログラマーは、
低賃金で働く事ができる外国人になっていくのでは?と言われています。
プログラムには様々な言語がある
プログラマーの仕事は、
人間の命令をコンピューターの言葉に置き換えて、様々な物を作る仕事です。
人間の言葉に、日本語や英語の様なそれぞれの国の言語がある様に、
様々なコンピューター言語があります。
因みに、プログラム言語別年収ランキングなるものが発表されています。
2017年度 プログラム言語別プログラマー年収ランキング
第1位「Scala」 (626万円)
第2位「Python」(601万円)
第3位「Kotlin」 (577万円)
第4位「Swift」 (562万円)
第4位「Ruby」 (562万円)
第6位「Java」 (552万円)
第7位「Perl」 (551万円)
第8位「C言語」 (538万円)
第9位「JavaScript」(536万円)
第10位「PHP」 (522万円)
引用元:https://jp.stanby.com/media/programming_ranking2017/
このランキングは、時代によって変わります。
時代のニーズ、需要と供給によって、変動するのです。
今もてはやされた言語も、
10年後には全く違う物に取って代わられているかもしれません。
なので、プログラマーは、常に向上心を持って、
新しい知識を吸収していかないといけません。
ただし、勤める会社によって、
全く新しい技術の習得が出来ない職場や業態が存在します。
先ほど例に挙げた、多重下請けや多重派遣の会社に入ってしまった場合は、
消耗するだけで、新しい技術は全く関係ない、
古い技術の低コストの仕事ばかりさせられる事になる会社があるので、
注意が必要です。
プログラマーは独立起業に向いている
スキルを身につけたプログラマーは、独立して起業する人が多いです。
企業に所属していては、請け負う事の出来ない仕事を受注できる様になります。
起業して、年収が1000万円を超える人もたくさんいます。
独立した人の中には、何故もっと早く独立しなかったのかと、後悔する人もいます。
ただし、これもスキルが必要です。
企業に勤めていた時に、どれだけの経験を積むかにもよります。
最後に
という事でザックリと、
プログラマーについての解説をさせていただきました。
プログラマーと言っても色々なプログラマーがあります。
ひとくくりでは語れない業界ですね。
じっくりと情報を集めましょう。

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